ピンク色の

私が私でいられるように書きます。

体と身体

どうして自分の身体を売ってはいけないんですか?

という問いに何と答えてくれますか。

なぜこの仕事を始めたんですか?と聞かれたら

狂った貞操観念を生かしたいことと 若いうちにできること(若くなくてもできる仕事ではありますが独身が望ましいでしょう)をしたかった ありあまる性欲の捌け口が欲しかった。と答えるはず。

でも1番は、現実逃避。

何か知らない世界に、背徳感のある世界に行ってみたかったんだと思います。

他の人の知らない自分になりたかった。

他の人の知らない世界に行きたかった。

 

この仕事をしているってことは誰にも言っていません。墓場まで持っていくってこういうことなんだなあとしみじみ思っています。

 

でも、この仕事が悪いとかそんなことを言ってるわけじゃありません。個人の価値観ですから。

 

身体を売る 体を売る

漢字を変えると意味が違うように感じませんか。

前者はそれ自体を捧げるような

後者はそのものではなく、労力を捧げるような

個人的な考えかもしれませんが。

 

この仕事は、どっちだろう、きっと前者です。

 

「仕事ばかりだけど、体も大切にね。」と言うのは健康を気遣ってね という体そのものを大切にということだけど、

「もっと自分の身体大切にしなよ。」と言うのは

誰にでも自分の身体を許すなよってことでしょう。

 

「身体を大切に」の意味がずっとわからなかったんです。私は自分の意思で寝てるわけだし身体を売ってるわけだし、それがなぜ大切にしてないことになるのか、わからなかった。

 

最近思ったんですよ。

「身体」ではなく、「時間」なんじゃないかって。

あ、これは誰とでも寝るときに言われる状況に限ります。身体を売るのは仕事だから、時間を無駄にしているわけではないですからね。労働です。

 

あなたがテキトーな男と寝てるその時間で

美味しいものが食べられたかもしれないし、美容の時間に当てられたかも、はたまた友達と楽しい話ができたかもだし、いい出会いがあったかもしれない… と考えたら、次の日には顔も忘れてるような男と寝るのは時間を無駄にしていたってことなんじゃないかなって。

うん、こう言われると私でも、大切にしようと思います。

 

次、仕事として身体を売る場合ですが…

労働ですから、時間を割き働く代わりに、お金を貰っているわけです。 提供しているものは?

労力…そのほかには…自分の性…??

羞恥心は捨ててしまったし、誰のでも関係ないし、

自分の中で守っていたものを売ってしまったわけです。お金じゃ取り戻せないものを。

身体を大切にじゃなくって、「持っておくべきものはちゃんと持っておきなさい」と言ってくれたなら

ああ、そうかと思ったかもしれません。

 

でも今更、いいんです。

自分の承認欲求が満たされて お金ももらえて

さみしい時間を埋められるなら。

 

いつか、後悔する時が来ますか?